エル・モカンボの歴史と特徴
エル・モカンボは、カナダのトロントに位置するライブ音楽とエンターテインメントの会場である。1948年に開業し、トロントのポピュラー音楽の発展に重要な役割を果たしてきた。特に1977年に行われたローリング・ストーンズのサプライズショーで知られており、この公演には当時のカナダ首相ピエール・トルドーの妻、マーガレット・トルドーが参加していたことが全国的に話題となった。
エル・モカンボの建物は、元々1850年から音楽会場として使用されていたという伝説があるが、現在の建物は1910年に建てられたもので、初期には雑貨店や理髪店、レストランが入っていた。1946年の酒類販売法の施行により、トロントで初めてのカクテルバーの一つとして開業した。サンフランシスコのナイトクラブにインスパイアされた名前とネオンのヤシの木の看板が特徴である。
1948年3月23日に正式にオープンし、当初は1階がダイニングホール、2階がラテン音楽を楽しむダンスフロアとして使用されていた。1948年7月にライブ音楽が許可されると、音楽会場としての役割を強化した。1960年代には、ハンガリー、アイルランド、ポルトガルのコミュニティに人気のある音楽を提供し、ドイツのダンスクラブも2階を頻繁に使用していた。
1972年にマイケル・ベアードとトム・クリステンブルンが買収し、ブルースとロックの音楽会場として若者に人気を博した。ダウンチャイルド・ブルース・バンドをはじめ、バディ・ガイやマディ・ウォーターズなどの著名なアーティストが出演し、トロントの音楽シーンにおいて重要な存在となった。
エル・モカンボの音楽シーンへの影響
エル・モカンボは、1970年代にはブルースとロックンロールの拠点として知られ、ディスコが主流の時代においても独自の地位を築いた。ローリング・ストーンズのサプライズ公演は、国際的な注目を集め、トルドー夫妻の離婚の一因ともなった。この公演は、ストーンズのライブアルバム『Love You Live』に収録されている。
その後、エル・モカンボは所有者の変遷を経て、1990年代にはアンダーグラウンド音楽シーンの中心地となった。2001年にはアッバス・ジャハンギリが買収し、様々なジャンルの音楽を提供する会場として再生された。2014年にはマイケル・ウェカーリーが買収し、3000万ドルをかけて大規模な改装を行い、現在もライブ音楽会場として営業を続けている。
確認済みの会場情報
| 所在地 | トロント, カナダ |
|---|---|
| 開業 | 1948 |
| 公式サイト | www.elmocambo.com |
| 情報確認日 | 2026-10-11 |
地図
参照情報
画像: Plismo / Public domain
この会場に出演したアーティスト
- Sum 41
- Al Di Meola
- Switchfoot
- Moxy
- John Cougar Mellencamp
- Duran Duran
- Dream Theater
- Eek A Mouse
- Durutti Column
- Snakefinger
- Bo Diddley
- Tom Cochrane and Red Rider
- The Cars
- Meat Loaf
- Jimi Hendrix
- Half Japanese
- Queens of the Stone Age
- Bon Jovi
- Teenage Head
- Shakin' Natives
Wikipediaの記述より

